寒牡丹と冬牡丹の違いについてですが
永澤寺では促成栽培という方法を使って、本来であれば4月下旬から5月に咲く
春牡丹の花を使って冬牡丹に仕立てています。
この方法だと二季咲き性の寒牡丹に比べると大輪の花をつけるのだそうです。
二季咲き性の寒牡丹は、春と秋の二回咲く変種ですが、この春に出来るつぼみを切り取って
秋のつぼみのみを残して冬に咲かせるものですが、
永澤寺の冬牡丹は春に咲く通常の春牡丹を使っていますので、春先に見られるものと同じ大輪の花を
見ることが出来るという仕組みです。
ただもともと春の花だけに、この寒い時期に咲かせるのは
温度管理などかなりの手間暇をかけないといけないそうです。
花にとっては結構かわいそうな気もしますが。
ちなみに冬牡丹は全て人工的に咲かせているもので、
冬に咲くぼたんの花はもともと自然には存在しないのだそうです。