京都に限らずどこへ行っても最近特に目につくのが三脚にカメラをセットして
昼間から場所を占拠している人たち。
花火大会の場所取りは別にしても、昼間でも絞ると確実に手ブレしていた
カメラの性能が悪かった数年前ならいざ知らず、これほど一眼レフでも
デジカメでも手ぶれ補正で高性能なものが安いカメラでも増えてきている現在で
なぜ昼間から三脚が必要なんだろうと最近ふと思うことがあります。
私がほとんど昼間の撮影は手持ちでやっているからかもしれませんが、
(28−300mmカメラ合わせて2.5kgを1日8時間持ちっぱなしで撮影したことも)
薄暗い夜明けの日の出や夕焼けや夕暮れ、夜景、花火、昼間でも非常に薄暗い場所、
滝や川などの撮影で流すために長時間露光を行う必要がある場合、
マクロ撮影で微妙なピント合わせをする必要がある場合、
300mm以上の高倍率レンズで対象物を狙う場合、
あるいは自動車レースなどの流し撮りのためにカメラを固定する必要がある、
あるいは極端に重たいカメラで手で持っていることが出来ない、
こういった場合を除いて三脚って必要か?って疑問におもうのですが・・
あんな重たいものわざわざ昼間から担いで、
混雑する観光地でいい場所を取って居座って撮影してれば、
邪魔にもなるし、カメラマンのイメージは悪くなるし、
またさらに悪いことにカメラマンの三脚の集団だったりすると最悪で、
一般の観光客からしてみたら誰だって邪魔だなと思うと思います。
構図を決めて動かさないようにして劇的なシャッターチャンスを待っているということかも
しれませんが、人のいないところでならいいのですが・・・
こういったことの積み重ねが徐々にカメラマンのイメージを悪くして、
京都に限らずこれ以上観光地の三脚禁止や撮影禁止が増えなければいいけど・・・
と懸念します。
逆に三脚使ってわざわざブレるケースもありますし。
細い三脚で目一杯伸ばして重い一眼レフを乗せて、ミラーアップしないで夜景を撮れば
多分かなりの確率でブレると思います。
三脚を使わなければ撮りたいときに瞬間に撮れるし、他の人に迷惑にもなりにくいし、
撮影位置の自由度は格段に広がるし、上下左右構図は自由に取れるし、
邪魔なものを持ち歩かないから自由自在に動けるし、撮りたい場所へすぐ移動できるし、
手ブレしにくい最近のカメラなら三脚がなければより撮影がスピードアップできそうですが。
作品用にじっくり構図を完璧に決めて、水平も完璧に取って、絞りもかなり絞って、低感度で・・
そんな場合確かに昼でも三脚が必要になる状況かもしれませんが、人混みの観光地では・・・