水琴窟は日本庭園に見られる仕掛けの一つで、
上に置かれている手水鉢から滴り落ちる水が、
上部に細工して穴をあけて逆さにされて
土の中に埋められている瓶に滴り落ちるときに、
水音が瓶の中で反響してさも琴の音を奏でているように
聞こえることからその名前がつけられたものです。
圓光寺でも十牛の庭の書院前にこのような手水鉢がおかれており、
そのうえには竹を渡して花が一輪添えられています。
水自体透明できれいなものですが、
光の差し込みで反射する紅葉を映している向きを探して
花を入れて周囲をぼかすとこのようになります。