大阪にある万博公園の広大な敷地の中にある日本庭園は、
1970年の日本万国博覧会に日本政府の出展物として日本の造園技術の素晴らしさを
世界に紹介するために作庭されたものだそうです。
広大な万博公園の中でもかなりの面積を占め、総面積は約26ha、東西が約1300m、南北が約200mの横長の形となっています。
またこの日本庭園の特徴は、庭園内に西側から上代庭園地区(平安時代8世紀〜11世紀)、
中世庭園地区(鎌倉時代12世紀〜13世紀・室町時代14世紀〜16世紀)、
近世庭園地区(江戸時代17世紀〜19世紀)、そして最も東側に現代庭園地区(20世紀以降)と、
一つの庭園内に日本の庭園の歴史を表現しているところです。
また庭園は西側の標高が高く、東側が低い配置となっていることを利用して、水源を西端に設け、そこからの
水の流れを庭園の中心にして、特に近世庭園では江戸時代初期の池泉回遊・船遊式大庭園の表現のために、
面積約11000uの巨大な心字池を中央に配し、その周囲には日本国内から集められた名木25種類108本の一部を配して、
万博開催までにという短期間に見事な庭園を造り上げたのだそうです。
最初に入口で入場料250円を払って中に入ると、目の前に大きな休憩施設の建物が目に入ります。
そこから池に向かって右側、現代庭園の方へと歩いてゆくと、5月末のこの時期、ハスの花が一部咲きかけており、
その後花菖蒲も時期の早いものが咲き始めていました。
万博公園の日本庭園の壁紙写真
大阪万博公園の日本庭園の壁紙写真です。新緑や花菖蒲などいろいろなものが見られました。