足羽川(あすわがわ)沿いの桜並木と足羽山公園・足羽神社の枝垂れ桜の壁紙写真です。福井県福井市の中心部を流れる足羽川沿いの桜並木は
そのスケールといい、豪快さといい、日本最大規模とも言われる桜並木が約2.2kmにわたって続いています。
もちろん足羽川の桜並木は日本桜100選にも選出されています。
足羽川堤防沿いの桜の歴史は、もともとは桜並木は堤防に植えられていたものではなく、
江戸時代までは九十九橋左岸に植えられていたものを、洪水防止のために明治時代に入って現在のような形で
堤防に植栽されたものなのだそうです。
足羽川遊歩道沿いの桜並木の総本数は約600本と数はさほど多くはないですが、一本一本の桜の木が巨木というにふさわしい大きさを持ち、
まさに桜のトンネルとはこのことを言うのだと思わせてくれるに充分なスケールと豪快さを備えています。
足羽川堤防沿いの桜並木は木田橋〜新明神橋の間約2.2kmの区間を埋め尽くしています。
パンフレットで見た桜並木のライトアップがとても印象的で、今回一度行ってみようと思い立ち、
兵庫県から早朝、車を飛ばしました。
足羽山の麓にある民間駐車場に車を止めてそこから堤防沿いの桜並木を徒歩で歩きながら撮影しました。
ちょうど通勤時間帯ということもあって、結構多くの人々がこの桜並木を見ながら歩いてゆかれていました。
さすがにうわさに聞くだけあって、その豪快さを充分に堪能できました。
本当ならば夜の桜並木のライトアップまで居たい所でしたが、その後の撮影予定もあり、
今回は見送りました。
お天気がもっと良ければ良かったのですが、残念ながら雨上がりの曇り空のため、
空はイマイチでした。青空に映える桜はもっと見ごたえがあると思います。
パンフレットでは上空から見たような写真が掲載されていましたが、
撮影スポットを探して歩き回りましたが残念ながら結局見つけられませんでした。
また今回撮影した足羽川はいたるところで工事車両が止まっていたため、思うような撮影がやりにくかったです。
実はここ足羽川は記憶に新しいところでは2004年(平成16年)7月18日の福井豪雨による水害のためか、
河川改修工事があちらこちらで行われていました。
桜並木が素晴らしかっただけに少々残念ではありましたが仕方ありませんね。
また将来的には堤防を強化するために、現在ある桜並木は道路側のみの一列になってしまうのだとか。
桜の根が堤防を弱める働きをしてしまうのだそうです。
現在見られるような川側の豪快な桜はかなり老齢化しているらしく、枯れてしまっても今後は川側に桜を植える計画は無いのだそうです。
ということで現在のような桜並木のトンネルも将来的には見られなくなる可能性もあるようです。
今回は近くの足羽山にある標高116.8mの足羽神社の枝垂れ桜も見に行ってきました。
何と樹齢360年という歴史を持つ枝垂れ桜なのだそうです。
また、この場所がなぜ足羽と名前が付いたかの由来がこの足羽神社には残されています。