遊歩道脇の草紅葉
千畳敷カールの魅力と言うと、モノクロの岩肌と強烈な色彩の紅葉のコントラストというか、対比のような気がします。晴れた空の色が青かったら、もっと違った印象になったのかもしれませんが、しかし山頂付近を見ていると、とても無機質で冷酷なまでの非情さを表しているような感じがして、しかしまたそれと反対に、とても鮮烈な紅葉が、別の意味ですごいイメージを持たせてくれます。
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千畳敷カール、長野県薄暗くなっていく山頂付近
まるで何か悪魔でも住み着いているような雰囲気のする千畳敷カールの中央アルプスの風景です。確かにここでも、幾多の登山者が命を落としていることでしょう。雰囲気的に全く人を寄せ付けないような険しいという言葉がピッタリの岩峰になっています。
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千畳敷カール、長野県駒ヶ岳に向かう登山道付近
駒ヶ岳に向かう登山道付近だろうと思うのですが、確かに山と山の間で一段と低くなっているところは、周囲から比べると緩斜面のように思いますが、それでも想像以上の勾配になっていることは間違いないと思います。千畳敷カールからは、残念ながら駒ヶ岳の姿を見ることは出来ません。この山の稜線まで登らないと見えないわけですが、まるで壁のようにそそり立っている山を見ていると、登山道を登るのは、とてもしんどいだろうなと思います。
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千畳敷カール、長野県急峻な崖の木々の紅葉
自然の力というのは、本当にすさまじいものがあると思います。人間だったら、とても登れないような急斜面に、これだけの木が生えていて、しかも綺麗に紅葉しています。木と言っても、重さにすると1トン以上の重さを持っているものもあるでしょうし、そういう木がこのような急斜に生えていること自身が驚きです。