フロントーネと続くガレリア
正面位置から撮影したもの。
結構大勢の人が立ち止まって、思い思いに記念撮影を楽しんでおられました。
2009年のルミナリエは何かしら例年以上に光の温かさを感じたように思います。
少し色彩が赤い暖色系や青、紫の系統の色が比較的多い感じがしました。
昨今ルミナリエは経済効果だとか存続だとか、そういった側面から語られることが多い。
確かに神戸の街はきれいになった。15年前のことを知らない世代も多い。
人々も徐々にその記憶も薄れつつあるのかもしれない。
しかし大切な人を失ってしまった人の心の中に、この光は消えることはない。
やはりこの暖かい光の中に、何かしら言葉にできない思いを、
いまだ消えることのない心の傷を癒されに来る人々もまた多い、
そう思う。
私自身は幸い甚大な被害を受けたわけではないが、
あの日の記憶はいまだ鮮烈に残っている。
燃える神戸の街を、変わり果てた街を見たものとして
この明かりを涙を流しながら見ている人も多いのだろう
そう思う。
一緒に行った霊感の強い人が言っていた。
ここに来ると言葉にはできないが何かを感じる。と。
魂が、目に見えない大勢の人が、
やはりこの光を求めて来ているのではないだろうか。