ケーブルカーで鞍馬寺の多宝塔駅まで上がりました。
今回時間があまりなかったこともあって、
登りは歩いてではなくケーブルを利用することにしました。
日本で唯一宗教法人によって運営されているこのケーブルカーには
乗車券の代わりに鞍馬寺に100円を施設維持費名目で寄付をすることによって
乗車可能になるケーブルカーです。またこのケーブルカー、
路線長はわずか207m、日本一短い鉄道としても知られています。
入り口仁王門から少し歩いたところにある普明殿の建物がケーブルカーの
山門駅を兼ねていて、入り口に右手のところで諸堂維持寄付金100円を払うと、
蓮華の形をした乗車券をもらい、15分おきに往復しているケーブルカーに乗り込みます。
約2分で標高差96mを登り切って終点の多宝塔駅に到着します。
多宝塔駅の駅舎を兼ねた仏堂である多宝塔礼堂を出るとすぐ目の前にあるのが
この鞍馬寺多宝塔です。
実際には舎利宝塔と尊天三尊像が祀られている多宝塔ですが、
元々は現在の地ではなく、建立当時には本堂の隣に隣接して建立されていたものが、
1960年に現在の場所に建て替えを兼ねて移築されたのだそうです。
多宝塔と毘沙門天堂、弥勒堂はケーブル方面のルートの途中にあり、
ケーブルに乗らない場合は多宝塔駅まで歩かないとこれらは見ることができません。
ちなみに多宝塔の標高は364mあります。ここから本堂までさらに46m登ってゆくことになります。