鞍馬寺の由岐神社といえば毎年10月22日〜23日未明にかけて
行われる鞍馬の火祭で非常に有名な神社です。
神輿とともに松明をともした若者たちが鞍馬の町を練り歩き、
勇壮な景観は定評がある祭りです。
その祭りの舞台ともなるのがこの由岐神社です。
由岐神社の創建は平安時代の940年にさかのぼります。
鞍馬寺の境内にありますが、元々は平安京の北側の守り神的な形でこの場所に鎮座されました。
大己貴命(大国主・おおくにぬしのみこと)と少彦名命(すくなびこなのみこと)を主祭神として、
由岐大明神と総称してここにお祀りしてあります。
またここの拝殿は国の重要文化財にも指定されている貴重なものです。
鞍馬寺の境内にある神社ですが、急な九十九折れの坂道の途中にあり、
ケーブルカーに乗ってしまうと行くことができません。