おそらくここが仮の本堂の建物だろうと思いますが、もともとこの場所には飯福寺というお寺があったそうです。そのために、鶏足寺大門跡付近には鶏足寺(旧飯福寺)という目印が立っています。本来の鶏足寺は、もっともっと山の上のところにあったらしいですが、1933年に火災があって、その時に堂塔伽藍が全焼してしまったそうです。そしてそれを再建するというわけにもいかず、飯福寺が廃寺になっていたのを利用して、新たにそこに鶏足寺を持ってきて再興したそうです。また少し前までは住職の人や家族の人がいらっしゃったらしいですが、その方も無くなってしまい、現在ではこちらも廃寺になってしまっています。鶏足寺大門跡からここまではそれほど離れているわけではありません。またこの辺りにはあまり紅葉はないので、紅葉狩りを楽しむ人は、大門跡付近や、石道寺辺りで散策された方が良いと思います。