ひらかた大菊人形 第七場面・壇ノ浦の戦い
1185年3月24日、都落ちした平家と源氏の最後の戦いとなる壇ノ浦の戦いが行われた。
当時水軍を擁し、海の戦いに慣れているといわれた平氏有利に進んだ戦いも、
義経の敵船の水夫や舵取りに矢を集中させる奇襲によって形成が逆転し、
汐の流れが変わったことも源氏に味方して、平家はここに滅亡することになる。
この場面は清盛の正妻・時子(二位尼)が安徳天皇(建礼門院徳子と高倉天皇の間の子)を抱いて、
宝剣神璽を抱いて海に身を投げる直前の場面と思われる。