ひらかた菊人形の実演の様子。
菊の花は時間が経つとやはり枯れてくるので差し替えが必要となってきます。
菊師の方が差し替えをしている様子を直に見ることが出来ます。
手早い動きで菊を人形の形に添って差し込んでいきます。
ひらかた菊人形の実演の看板には
胴殻(骨組み)に菊の玉(生きた菊を2〜3本束ねて水苔で巻いたもの)を差込み、
菊が折れないよう井草で縛って菊の着物を作り上げるとあります。
ひとつの菊人形を作るのに必要な菊の数は40〜80玉(200本以上の菊が必要)
しかも水苔で水を持たせ、毎日1〜2回玉の一つ一つに水やりをしても
菊人形の寿命は一週間というのですから、とてつもなく膨大な作業量です。
菊付けは常に真剣勝負です と書かれていましたが、それもそのはずです。
これだけの作業量であれば当然時間との闘いになるでしょう。