祇園閣は京都に金閣寺・銀閣寺があるのに何故銅閣寺がないのかと思って
大倉財閥(ホテルオークラなどを持つ)の創始者である大倉喜八郎という人が
90歳になったときにここ京都東山に別邸を建築したのが始まりです。
祇園閣は大倉喜八郎が伊藤忠太に設計を依頼して建てたものですが、
近くにある京都祇園に合わせて高さ34mの祇園祭の鉾の形をした塔を建てたところから
祇園閣と呼ばれるようになったものです。
祇園閣の完成は1927年(昭和2年)です。
現在は大倉財閥から高島屋を経て龍池山大雲院が譲り受けていますが、
非公開寺院のため、一般には現在公開されていません。