円通寺もかつて2002年10月までは庭園も含めて一切撮影禁止の厳しいお寺でした。
この静かさを保つこと、庭園を守ること、そのために大勢の観光客を入れない、
駐車場も作らない、団体観光客は事前予約、大型バスも乗り入れ困難など、
いろいろな制限を設けることによってこれまでこの雰囲気を守り続けてきました。
しかしこの庭園の雰囲気を守る試みは、外部から壊されそうになってゆきます。
区画整理事業による開発を京都市が許可したため、円通寺も否応なくその波に翻弄される
ことになってゆきます。
またこうやって立ちあがって撮ると、庭園と比叡山の間に否応なしに住宅の屋根が見えています。
もうすでにここまで住宅地は押し寄せてきているということなのでしょうね。