圓徳院は、豊臣秀吉の正室・北政所ねね(高台院)が
晩年をここで過ごしたお寺です。建立は江戸時代初期の1605年にとしてねねの甥に当たる
木下利房が、ねねの思い出深い伏見城の化粧殿をここに移築してお寺としたことが始まりです。
その後ねね(高台院)は没するまでの19年間を文化人や茶人に慕われながら晩年をここで過ごしました。
もともとはねねの兄に当たる木下家定の住居となっていたところですが、
ねね没後に高台寺和尚の三江紹益を開基として1632年に高台寺塔頭としての圓徳院が誕生しました。
圓徳院の名前の由来はねねの兄・家定の次男、木下利房の法号から名付けられました。
なお圓徳院は2つの庭園を持っています。一つは方丈庭園、もう一つは北書院の北庭です。
圓徳院入り口は長屋門から入り、ここで拝観料500円を払って中へとはいってゆきます。
夜間ライトアップですがやはり三脚一脚の使用は禁止で、撮影は全て手持ちでの撮影となります。
長屋門を過ぎて庭園に入り、次にやや小さな唐門をくぐると方丈庭園のライトアップが見えてきます。
方丈入り口で靴を脱ぎ、ここからは土足厳禁です。方丈南庭庭園や方丈の長谷川等伯の障壁画などを見たのち、
ねねの小径を見下ろすように階段を上がり渡り廊下を渡ると北書院へとたどり着きます。
北書院庭園北庭は国指定名勝となっている庭園で、圓徳院では最も有名な庭園です。
なお圓徳院の方丈襖絵と北書院の襖絵は撮影禁止となっています。
圓徳院のライトアップの拝観料は圓徳院の昼間の拝観料と同じ500円です。
またお隣の高台寺、掌美術館との共通割引拝観券900円も使えます。
なお圓徳院には駐車場はありませんので、お隣の高台寺の駐車場を借りて拝観します。
駐車場料金は通常は1時間500円ですが、高台寺・圓徳院拝観時に駐車券を出すと
各寺院につき1時間は無料となるようです。
撮影は三脚も一脚も使用しておりませんので少々の手ブレはご容赦願います。
京都 圓徳院の紅葉のライトアップ
ねねゆかりの圓徳院の紅葉ライトアップですが、ものすごい人出のうえに三脚禁止の条件ですのでなかなか撮影は苦労しました。