言うまでもないですが美瑛の最も有名なポプラの木がこのケンとメリーの木です。
1972年(昭和47年)9月に通称「箱スカ」のモデルチェンジで出た
日産スカイラインの通称「ケンメリ」が登場したときに
CMソングで流れたBUZZ(バズ)の「ケンとメリー 〜愛と風のように〜」と共に
全16話のうちの15話目の地図のない旅編でCMに使われたことで一躍有名になったポプラの巨木です。
ケンとメリーの名前はその時のCMに登場していた男女の名前が
そのままこのポプラの木の名前にも当時のスカイラインの愛称としても定着したものです。
ただこの高さ約20mはあろうかと思われる巨木、老衰のためにかなり衰えが目立ってきているそうで、
近いうちにこの美瑛を代表する観光スポットは姿を消すことになるかもしれません。
この木のオーナーは看板によれば大久保牧場の大久保氏で、この木の苗木が植えられたのは
1923年(大正12年)だそうです。
ポプラの木自体の寿命は通常で50〜70年といわれており、大正・昭和・平成と生き抜いてきた
この老木の年数は今年(2009年)で優に87年と、寿命をいつ迎えてもおかしくない年数を生き抜いてきたことになります。
それだけにこの老木のポプラの木があと何年持つのか誰にも分かりません。
美瑛観光されるのであれば今のうちに見ておかれた方がいいかもしれません。
緯度経度 北緯43度36分27秒684 東経142度27分51秒984 標高276m