称名滝は4段に分かれて流れ落ちている滝で、 日本一といわれる落差は350m、うち標高1400m付近から流れ落ちる滝の第1段目は高さ70mあり、2段目は58m、 3段目は96m、4段目は最大で126mもあり、4段目の高さだけで直瀑日本一といわれる那智の滝に匹敵する落差を誇ります。 滝壺付近でも標高1065mもあり、滝壺の水深は約6m、その直径は60mもあります。 立山に水源を発する称名川が、かつて立山火山が噴火して出来た弥陀ヶ原の溶結凝灰岩をV字型に深さ150mに渡って侵食した 称名廊下と呼ばれている谷の末端部分から一気に350m流れ落ちて、この称名滝となっています。 また称名滝の隣には高さ何と500mもあるハンノキ滝が同じ滝壺に落ちているのですが、ハンノキ滝は融雪期と大雨の後のみに 出現する不定期の滝で、文句なく日本一の落差ながらこちらは日本一とはされていないようです。 またその圧倒的な存在感とスケール、滝を含む称名渓谷の自然は、学術的価値も非常に高く、優れた自然景観でもあるところから 1973年(昭和48年)5月29日に国指定の名勝・天然記念物となっています。 称名滝手前の駐車場までは自家用車でも行くことが出来ます。立山駅を過ぎてさらに立山道路のほうへ直進し、 一般車通行禁止の立山道路入り口から称名道路をさらに直進して悪城の壁などを右手に見ながらぐんぐん標高を上げ、 手前の無料駐車場に車を止めてからさらに約1.3kmの道のりを約30分ほど歩きます。 ただ手元のGPSの標高では無料駐車場から滝見台まではさらに標高差130mくらい登ってゆく感じですので、 室堂を歩きまわって疲れた足では少々しんどいです。 なお、称名滝へ通じる称名道路は積雪のため冬季期間の11月〜4月末頃までは閉鎖されています。 ハンノキ滝と同時撮影しようというのであれば、水量も豊富な開通後の5月〜6月頃がベストだと思います。

