雲海の浮かぶ千畳敷カールの紅葉その2では、中央アルプスの盟主宝剣岳や駒ヶ根市内の谷にかかる雲海などの様子をお届けします。 紅葉を撮影に千畳敷カールに到着したときはガスがかなりかかっていたため、 山頂付近はガスで見えにくい状態が続いていた宝剣岳も、天候が徐々に回復し、時間が経つにつれて徐々にその姿を現しはじめました。 その山容はまさに宝剣の名の通り、鋭く尖った険しい岩肌を見せ、植物すら寄せ付けないような厳しい表情をしています。 中央アルプスの縦走ルートの中でも特にこの宝剣岳周辺のルートは岩場鎖場が多く、登山もかなり困難を極めるそうです。 下から見上げていてもその困難さが想像できるようです。その宝剣岳直下に広がる千畳敷カールは岩肌を彩る紅葉に包まれています。 千畳敷カールの遊歩道を歩くと、やがて氷河におわん状に削り取られたカール内で最も標高が低いところにある剣ヶ池にたどり着きます。 ここはおそらくカール内でも最も撮影スポットとして良いところだと思います。お天気が良ければ青空と紅葉と中央アルプスの山々を 池の澄んだ水に映して撮影できれば最高なのですが、残念ながらこの日は雨上がりの曇り空、青空はお目にかかれませんでした。 しかし思っていた以上に天候の回復が早く、空気も澄んでいたので、天候が悪いわりには結構きれいに紅葉した中央アルプスの山々を撮る事が出来たように思います。 今回レンズは汎用性のある28-300mmのみを持ち出したのですが、剣ヶ池から宝剣岳を中心にした中央アルプスの山々を狙う場合、 28mmでも収まりきれず、天候が青空で空も入れたい場合にはもっと広角レンズがあったほうがワイド感が出ていい感じになると思います。 あと、紅葉の時期ともなると、千畳敷カール周辺の気温は朝方で0度〜5度くらい、日中でも10〜15度前後、お天気が悪ければ7〜10度といったところですので、 平地では11月末〜12月頃の気温を想定して防寒を持っていかれたほうが良いと思います。 もちろん山ですから、天候の急変に対しての備えのために雨合羽もあれば良いですね。 また、千畳敷カール遊歩道を歩く際の注意点として、特に雨が降っていたり、雨上がりなどで地面が濡れている場合は 足元が非常に滑りやすくなります。特に駒ケ岳登山道分岐から剣ヶ池方面に向かう下り坂の石段は要注意です。

