当時思ったのは、テレビを見ていても出てくる話はやれ復興需要がどうの、
景気に与える影響は限定的だの、被災者の個人補償はしないだの、
中央の政府はどうしてこうも被災地については冷たいのだろう
そういう思いでした。
現実にこれだけ多くの方々が被災されて、自宅の再建資金どころか日々の生活にも困っている状況で、
中央政府と被災地とのあまりの温度差に怒りがこみ上げてくる日々でした。
政府というのはこんなにも冷たいものなのか、挙句の果てに復興需要だと?
そんな金持ちがどのくらいの人数いるのか分かっているのか・・・
政府の意に反して、震災を契機に景気は庶民感覚から見て
その後回復の兆しさえ見せないまま現在に至っているのは
この震災の与えた影響とは思えないのでしょうか?
その後関東では3月にオウム真理教の地下鉄サリン事件が起きて、震災に飽き気味のマスコミと
中央政府の関心は一気に阪神淡路大震災を忘れてしまったかのようでした。