紅葉の頃の京都・高台寺の壁紙写真です
高台寺は京都市東山区にある臨済宗建仁寺派の寺院で、
正式名称は高台寿聖禅寺といいます。当初は曹洞宗の寺院だったものが
後に臨済宗派の建仁寺から開山を招いたため臨済宗に改宗するとともに高台寺の名称になりました。
高台寺は豊臣秀吉とその妻ねねのお寺としても有名で、高台寺境内の一段高くなった霊屋には秀吉とねねの像があります。
1606年、豊臣秀吉の正妻ねねは、1598年になくなった秀吉の菩提を弔うためここに寺院を建てたものです。
また当時、1600年の関が原合戦に勝利した徳川家康が北政所(ねね)を豊臣家を刺激しないという戦略上から丁重に扱い、
高台寺建立にもかなりの資金と人材を送り込んていたそうです。
この高台寺にてねねは晩年を過ごしています。庭園内の渡り廊下にある観月台は亡き秀吉を慕うねねが
ここから月を眺めていたということから名前が付けられました。
高台寺のみどころはやはり紅葉の頃です。紅葉の時期は11月下旬〜11月末頃ピークを迎えますが、
庭園に華やかな紅葉が彩りを添えてとても美しいものです。
また、高台寺の見どころのもうひとつは庭園裏手の竹林の美しさです。
臥龍池を過ぎて庭園奥へと進んで行くと、茶室時雨亭があり、そこから下っていったところに
参拝道両脇に見事な竹林があります。
ここから方丈へと向かうわけですが、方丈は室内は撮影禁止となっています。
その方丈から正面の庭は方丈前庭と呼ばれていて、とにかくライトアップで有名です。
歴史のあるお寺に何故?と思うほど、近代的?な光ファイバーを使ったイルミネーションが展開します。
この一見ミスマッチとも思える演出が逆に新鮮でもあったりするのですが、
昼間に方丈を訪れると、一体何が飾ってあるのだろうと不思議な感じがします。
高台寺のライトアップは別のページで紹介します。
高台寺の拝観料は高台寺と高台寺掌美術館の2館共通券で600円かかります。
またすぐ近くにある高台寺の塔頭圓徳院との3館共通券は900円です。
高台寺(京都市)
臥龍池と臥龍廊
豊臣秀吉の妻ねねが1605年に建立した高台寺
庭園の紅葉
開山堂と臥龍池・臥龍廊
高台寺の竹林
撮影日2003年11月25日