ベゴニアはちょっと分かりにくいですがシュウカイドウ科シュウカイドウ属に属している植物です。学名ではこれをベゴニアと呼ぶのでベゴニアの名前で呼ばれています。多年草のものもありますが、日本の温室で栽培されているものの多くは球根ベゴニアと呼ばれている、球根から派生させた種類が見られます。ここでも球根ベゴニアを主に取り上げます。標高1500m付近のアンデス産地原産と言われている球根ベゴニアは暑さにも弱く寒さにも比較的弱いため、栽培にはベゴニア専用の温室のような温度と湿度を一定に保ちきめ細かく調整できる施設が必要になってきます。冬に温室栽培されているベゴニア館に入ると、外気温に比べて高い温度と湿度のためにメガネなどのレンズが曇ってしまいますので、寒さに弱く暑さに強い品種かと勘違いしがちですが、かといって日本の夏のような高温多湿の気候だと全く生育環境が合わずに枯れてしまいます。どちらかというと寒さよりも暑さに弱い品種と言えるでしょう。
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