春のあわじ花さじきは満開の菜の花とムラサキハナナのコントラストが秀逸です。
あわじ花さじきは兵庫県淡路市楠本字上山にある公園で、淡路島北部の丘陵地帯に展開している面積約16haのお花畑です。
明石海峡大橋の開通に合わせて平成10年4月4日にオープンした、淡路島を代表する、関西でも屈指のお花畑です。
すぐ近くにある国立明石海峡公園などと並んで花の島淡路を印象付ける施設のひとつでもあります。
甲子園球場4つがすっぽり入る大きさのお花畑には菜の花やムラサキハナナ、ポピーなど春を彩る花が満開でした。
アクセスは神戸淡路鳴門道淡路インターで下りて、そのままインター入り口をまっすぐに県道佐野・仁井・岩屋線を上がってゆきます。
道はそこからだんだん標高を上げてゆき、途中少し狭く曲がりくねっているところもありますが、
標高300m付近であわじ花さじきのお花畑に出てきます。
普通車200台止められる無料駐車場が完備してあり、地元特産品の販売所などもありますが、すぐに入り口になります。
また特筆すべきは入園料すら要らないというところ。
さすが財団法人淡路花博記念事業協会が運営するだけあって太っ腹です。
ここからは明石海峡大橋や大阪湾といった風景もお天気がよければ一望できるところです。
年中通していろいろなお花畑を楽しめるのもここの特徴ですが、
4月中旬に見頃を迎える菜の花(ハナナ)とムラサキハナナの黄色と紫のコントラストや、6月頃のクレオメ、
夏のバーベナ、ポーチュラカ、ブルーサルビア、マリーゴールドなどの花、
10月にはコスモス畑をはじめ、そばの花など、冬はパンジーなど一年を通じて花を楽しめるようになっています。
広大なお花畑の頂上付近には展望台も設置してあり、ここの上に上がるとお花畑が一望できます。
また展望台の下には嗜好を凝らした花壇もあり、季節ごとの花が植えられています。
展望台からはこの花壇を見下ろすには都合のいい場所です。
お花畑は比較的なだらかな傾斜となっていますが、結構40m〜50mくらいの高低差はありそうですので、
登ってくるのはやや疲れるかも知れませんが、運動がてら歩き回ってみるのも良いでしょう。